こんにちは、Polarisです! 今回は私の『ポーランドズロチさや取り投資方針』を公開します。(2019年1月時点) 概要は以下の通りです。
投資方針
■投資方針
①スワップ金利は再投資を原則とし、複利運用する
②ズロチの買い注文とユーロの売り注文は必ず同時に行い、決済も同時に行う
■利用するFX会社
以下の条件を満たすFX会社の中から選定
①ポジションを決済するまでスワップに税金がかからない
②ポジションを決済しなくてもスワップを証拠金として扱える
⇒FX会社:FXプライムGMO
資金計画
■運用開始時点
・初期投資金額:200,000円
・初期購入通貨量:ズロチ:43,000通貨(買)、ユーロ:10,000通貨(売)
■月々の積立方針
・積立金額:30,000円
⇒毎月4,000ズロチ(買)、1,000ユーロ(売)を追加購入する。
⇒スワップ留保分で30,000円貯まった都度、4,000ズロチ(買)/ 1,000ユーロ(売)を追加購入する。
■想定利回り:12.2%
投資概要
さや取りとは
通貨にも株式にも、価格推移の相関関係が非常に強い銘柄というものが存在します。
ただしどれだけ相関が強かったとしても相場の動きで価格差が乖離⇔収束を繰り返すことになります。
その2銘柄を対象に『買い』と『売り』のポジションを同時に保有して、その2銘柄の価格差(さや)から利益を狙う投資方法がさや取りです。
『買い』と『売り』のポジションを両方保有することで、相場が変動した場合でも価格リスクを抑えることが可能となります。
ズロチとユーロの強い相関関係
では今回投資対象としているポーランドズロチとユーロの相関関係はどうでしょうか?(FXプライムGMOのHPより)
通貨の価格を隠すと見わけがつかないくらい、ほとんど同じ動きをしていることがわかると思います。
過去のポーランドズロチとユーロの相関係数(※)をみてみると0.9を常に超えており、非常に強い相関があります。
※どれくらい同じような動きをするかということを数値化したもの。-1が真逆、1が全く同じで、0.8を超えたらかなり強い相関がある。
ズロチとユーロのスワップポイント
上記のようにズロチとユーロはほぼ同じ動きをしていますが、ズロチはユーロの約1/4の価格で推移しています。
そしてポーランドは今高金利でありユーロは低金利(マイナス金利)の政策を取っています。
その結果、ポーランドズロチ(買)とユーロ(売)の双方からスワップポイントを取ることも可能です。(時期により変動します)
▼ 2019年1月9日:FXプライムGMOスワップ金利
通貨 | 買スワップ | 売スワップ |
ポーランドズロチ/円 | 15円 | -25円 |
ユーロ/円 | -17円 | 2円 |
投資方針
投資方針
①スワップ金利は再投資を原則とし、複利運用する
②ズロチの買い注文とユーロの売り注文は必ず同時に行い、決済も同時に行う
相場変動による為替差益によるリスクを排除するための投資方法なので注文タイミング、決済タイミングは必ず同時に行う必要があります。
今回は長期投資を考えているので基本的に決済はせず、注文のタイミングと数量は必ず合わせます。
利用するFX会社
FX会社を選ぶ際はスワップ金利の高さの他に、スワップにかかる税金のタイミングが重要です。
FX会社の中にはポジションを決済しなくても発生したスワップに税金がかかる会社と決済するまで税金がかからない会社があります。
スワップ投資は長期保有を前提とするので決済するまでスワップに税金がかからない会社を選ぶ必要があります。
ズロチは取り扱っているFX会社も少ないですが、その中でも一番スワップの高いFXプライムGMOで積立を行います。
以下の表に記載しているFX会社は、①②の条件を満たしている会社です。
①ポジションを決済するまでスワップに税金がかからない
②ポジションを決済しなくてもスワップを証拠金として扱える
★1万通貨保有した際のスワップと最低取引単位の一覧(2019年1月)
※他通貨で利用している口座は備考欄に記載。
FX会社 | スワップ | 最小単位 | 備考 |
FXプライムGMO | 15円 | 1,000 | 【さや取り】ポーランドズロチとユーロ |
岡三オンライン証券(くりっく365) | 8円 | 10,000 | 【スワップ】米ドル |
GMOクリック証券(くりっく365) | 8円 | 10,000 | 【スワップ】カナダドル |
ヒロセ通商 | 0円 | 1,000 | 【スワップ】豪ドル |
トレイダーズ証券(みんなのFX) | - | - | 【スワップ】トルコリラ |
トレイダーズ証券(Light FX) | - | - | 【スワップ】南アフリカランド |
アイネット証券 | - | - | 【スワップ】メキシコペソ |
岡三オンライン証券(くりっく365) | - | - | 【スワップ】米ドル |
GMOクリック証券(くりっく365) | - | - | 【スワップ】カナダドル |
SBI FX トレード | - | - | 【裁量取引】通常FX取引で使用 |
外為ジャパン | - | - | - |
DMM FX | - | - | - |
資金計画
必要資金の検証
この記事を書いている2019年1月のズロチは28円台、ユーロは124円台でした。
価格倍率は約4.4倍ですね。
そして過去5年の価格倍率を見ても大体4.0倍から4.5倍程度で推移しています。
よって中間倍率を取り以下の比率で購入します。
ユーロ円『1』:ズロチ『4.3』
FXプライムGMOの取引単位は1,000通貨からです。
ユーロ10,000通貨、ズロチ43,000通貨を購入する際に必要となる証拠金は以下の通りです。
ユーロ:49,735円
ズロチ:49,674円(11,552円×4.3)
⇒99,409円
上記保証金に下落した際の余裕資金を口座に入れるとして、初期投資は20万円としたいと思います。
利回り計算
『ユーロ10,000通貨、ズロチ43,000通貨』の1日あたりのスワップは66円です。(記事記載時)
ポーランドズロチ/円:64円(15円×4.3倍)
ユーロ/円:2円
合計:66円
口座への入金:200,000円
1年あたりのスワップ:24,480円
見込まれる利回り:12.2%
今回は初期投資の他に口座へ毎月30,000円を積み立て、4,000ズロチ(買)、1,000ユーロ(売)を購入する方針とします。
合わせてスワップ留保分で30,000円貯まった都度、4,000ズロチ(買)、1,000ユーロ(売)を購入しますので、もっと大きな利益を期待することができます。
※最小取引単位が1,000通貨なので4,000ズロチの購入とするが、途中『ユーロ:ズロチ=1:4.3』が崩れないようにリバランスする必要がある。