キャロットクラブ 一口馬主

【一口馬主】キャロット2022年追加募集 募集馬全頭評価

こんにちは!Polarisです(^^♪

さてシルクに続きキャロットでも追加募集が発表されました!
キャロットは本日募集馬の詳細が出ましたね(^^♪

では募集スケジュールを確認していきましょう!

募集スケジュール

4月  6日(水)情報公開
4月  8日(金)12:00 募集開始
4月15日(金)12:00 募集締め切り
4月19日(火)馬名募集開始、抽選結果発表(夕方)
4月20日(水)12:00 満口にならなかった馬の募集開始(先着順)
4月21日(木)12:00 馬名募集締め切り

ココに注意

・既存会員向けの募集(新規受付はなし)
・募集口数を半数を超えない範囲で何口でも申込可(抽選になった場合は上限5口)
・抽選時に最優先制度、母馬優先制度の適用なしのため、全員で一律抽選
保有している落選実績(いわゆる×1、×2)は追加募集の当選で消滅しない

本ブログはキャロットクラブより転載の許可を得ています。

出資方法の決定について

キャロットは一律400口の募集となり、サンデー・社台・シルクと異なり過去の出資実績は一切考慮されません。
その代わり通常募集では母馬優先制度を採用していて、母馬に出資をしていれば一般会員より優遇されます。
また最優先制度を採用しており過去の抽選時優先馬の当落は考慮されており、最大2年連続の優先馬落選は×2と呼ばれ非常に優遇された抽選を受けることができます。

ですが今回は追加募集!
注意事項にも書きましたが母馬優先、最優先制度は一切なく、申込者全員一律でも抽選となるようです。

募集馬

ラインアップ

まずは募集馬全体を見てみましょう!
美浦入厩予定が3頭、栗東入厩予定が3頭、地方入厩予定が1頭で計7頭の募集となります。

個人的に気になるのはウェイヴェルアヴェニューの20ですね。
去年のウェイヴェルアヴェニューの19(アストロフィライト)はシルクで募集されており最優先を使っていましたが落選していました・・
今回はキャロットの募集になったんですね。

募集馬全頭評価

私が投資判断する基準として重視しているのは「血統」と「募集馬の測尺」です。
投資判断基準の詳細は下の別章で書いているので参考にしてください。

まずは今回の募集馬の測尺評価結果の一覧です。
測尺はクラブが公表している「体高」「胸囲」「管囲」「体重」の4点で総合評価しており、全ての基準をクリアしていれば「◎」、3つクリアしていれば「〇」、2つなら「△」、1つ以下だと「×」としています。
これを踏まえて全頭評価(S,A、B、C、D)をしていきます。
※No98アデレードヒルの20は地方競馬向けとなり、出資対象ではないので評価からは除外します。

ナムラバイオレットの20

評価

ノーザンファームによって21年北海道サマーセールで840万(税込924万)で落札。
募集価格は1800万円で1,000万円程度上乗せされて募集。

父ファインニードルは初年度産駒となり血統傾向は不明だが、クラブコメントからは短距離傾向。

母ナムラバイオレットは初仔。

2021年9月9日に左飛節OCD除去手術歴あり。

父は初年度産駒、母も初仔ということで未知の要素が多く出資しづらい。
また測尺を見ても基準に達していない項目が多い。

評価:C

メリートの20

評価

メリートの父Redoute's Choiceは芝1200m-1600mでのG1勝ち鞍でオーストラリアの競馬らしく短距離血統の種牡馬。
メリート自身も1200M、1400Mと短距離で良績を残している。
同じく短距離種牡馬のミッキーアイルとの組み合わせで短距離に特化した血統

母メリートは外国を拠点としており過去日本では5勝を挙げ重賞でも良績のあるキャンベルジュニアが外国産駒として走っている。
日本での生産は今回が初めて。
来年募集がかかるかもしれない当歳馬ではリアルスティールがつけられていた。

母父Redoute's Choiceは27頭がJRAで出走し12頭が勝ち上がっており、勝ち上がり率は44%と魅力的。

2021年9月9日に左飛節OCD除去手術歴あり

測尺は管囲が19.5cmと若干気になるが、その他項目は平均以上をクリアしており大きな問題はなさそう。

この馬も短距離血統だが実績もあるし、血統も測尺も魅力的なので出資候補!

評価:B

トウカイライフの20

評価

21年北海道セプテンバーセールで1900万(税込2090万)で落札。
募集価格は3600万で1500万円程度上乗せされての募集。

血統で一番気になるのは母父トーカイテイオー!
トーカイテイオーが入った血統の馬は出資馬の中にいないのでちょっと魅力的。
ただ純粋に母父の近年成績だけを見ると21年325位(1勝)、20年110位(6勝)、19年61位(13勝)とかなり厳しく、もう少し過去を遡ってもサンデー系×母父トウカイテイオーはこれまで92頭中勝ち上がりは27頭とイマイチで、生産牧場も中央重賞は未勝利。。。

父リアルスティールは初年度産駒となり傾向は不明ですが、恐らく中距離。

母トウカイライフは地方馬ながら17年に2勝を挙げているルーチェデラヴィタが代表産駒。
ルーチェデラヴィタの父はキズナ(ディープ×Storm cat)なので、本馬は7/8ルーチェデラヴィタと同血の半弟となる。

測尺判定は追加募集馬の中で唯一満点。
リアルスティール産駒は馬格がいいです。

血統に魅力もあり測尺もいいのですが、過去傾向からすると走らなそう。。
感情抜きに判断するならば見送りですかね。。

評価:C

ラクアミの20

評価

父は今ノリに乗っているエピファネイア!

現役最強馬と呼び声高いエフフォーリアと同じキャロット×エピファネイアの組み合わせだと本馬も人気しそう。

母ラクアミは特筆することはあまりないが、母父がダイワメジャー。。。
母父ダイワメジャーは最近ナミュールが初めて重賞を制覇しましたが、あまり勝ちきれないイメージが強く割引評価。

更に測尺もほぼ全ての項目で基準を満たせていないこともあり出資は見送りが濃厚かも。
ただエピファネイア産駒はどんどん価格が上がってきているので押さえておきたい気持ちもあり悩み中。

評価:C

グランデセーヌの20

評価

キャロットお馴染みの牝系リッチダンサーの一族の本馬。

本馬の母グランデセーヌの全姉には重賞3勝のバウンスシャッセがいる血統。
そのバウンスシャッセの仔のグランプレジールは父がモーリスの牡馬なので、本馬と同血となる。

グランプレジールは募集時バツ1最優先抽選とかなり人気だったが、体質が弱くいまだ未勝利。
母グランデセーヌ自身も体質に懸念があった。

モーリス産駒は大きくなりがちだが、管囲は19.4cmと小さめなのが少し懸念点。

ただ牝系の血統には期待することも大きく、リッチダンサーの一族ではフロアクラフト産駒にも出資していることもあり本馬にも期待したい。
血統は魅力ながら体質面にリスクが高いことを考慮し、B評価。

評価:B

ウェイヴェルアベニューの20

評価

今回の追加募集の目玉は本馬でしょう!

母ウェイヴェルアベニューはBCフィリー&メアスプリント(米G1)の勝ち馬。
父ロードカナロアの産駒成績は改めて伝えるまでもなく優秀!
兄弟にはGⅠ馬グレナディアガーズ(父フランケル)がサンデーで募集されており、一つ上の兄アストロフィライト(父ディープインパクト)もシルクで募集され新馬勝ち。

父も母も良く兄弟も走ってる、一番好きな血統背景ですね。
去年はシルクで最優先でアストロフィライトを指名するも残念ながら落選しましたが。

今回は牝馬ということもあり、母馬優先が適用されているキャロットでの募集となれば申し込まないわけにいかないでしょう!
値段は相変わらずお高いですが。。

冷静に本場の測尺を見ても平均より少し(-5.8kg)体重が少ないですが、その他の基準はクリアしていますし許容圏内だと判断します。

評価:A

投資判断基準

私は募集馬が発表された時に大きく「血統」と「募集馬の測尺」をみて投資判断をするようにしています。

「血統」とは言わずもがな、父系血統と母系血統の相性や兄弟の成績を重視しています。
なので初仔などはどうしても敬遠しがちですね。。
逆に兄弟に走っている馬、特に重賞勝ち馬などがいる場合は評価を上げるのでどうしても価格が高くなりがちなんですよね。。

あとは「募集馬の測尺」です。
いくら血統が良くてもそれだけで走るのであればGⅠ馬の弟妹はみんな好走することになりますよね。
ただもちろんそんなことはないわけであって、そこで大事になってくるのは募集馬自身の測尺となります。
要するに募集馬自身がきちんと成長しているのか、今後の成長余地に問題ないのかを判断するということです。

判断する要素は「体高」「胸囲」「管囲」「体重」の4点です。
この4つの数値はどのクラブからも募集時に必ず公表されますよね。
皆さんはどのようにこの数値を見ていますか?
クラブからは同時期(今回であれば3月中旬)での測尺が発表されます。
ここで大事なのはそのままの数値で評価できる要素とできない要素があるということです!
なぜか、それは「馬の誕生日は一緒ではないから」です!

具体的に説明していきます。
測尺されている要素である「体高」「胸囲」「管囲」「体重」は募集時から成長してもあまり変化のない数値と変化する数値があります。
あまり変化しない数値は「胸囲」「管囲」、大きく変化していく数値は「体高」「体重」です。
人間の子供で考えるとわかりやすいと思います。
募集されている1歳、2歳というのは人間でいう6歳~10歳くらいに該当するため、成長スピードがとても速いです。
だから「体高」「体重」は早い誕生日(1月生まれなど)と遅い誕生日(5月生まれなど)を同じように評価できないんですね。
なので「体高」「体重」は生まれた日からの日齢(生まれてから何日たっているか)をJRAが公表している日齢の平均測尺と比較して評価します。

逆に「胸囲」「管囲」はそこまで大きく変化しないので公表数値を一律して評価して問題ないと思います。
とっくに管囲は成長してもほぼ変わらないので、募集時の評価で重視しています。
管囲が小さいということは足元に不安があるということなので、重い馬体重を支えられない可能性があり骨折のリスクが上がります。
「胸囲」は胸回りのタンク容量のようなものだと考えてもらえればいいかと。
胸回りには何があるかというと肺・心臓ですよね。
ここが小さいと心臓や肺活量に不安がある可能性があるので割引評価としています。
個人的には「胸囲は170cm未満、管囲は19.5cm未満」だと割引評価としています。

ココがポイント

・評価の軸は「血統」「募集馬の測尺」
・測尺は「体高」「胸囲」「管囲」「体重」で判断
・測尺値をクラブ公表の数値で一律判断するのはNG(誕生日が違えば数値が異なることは当然だから)
「体高」「体重」は変化量が大きいので日齢を利用しJRA平均測尺と比較して判断
「胸囲」「管囲」はそこまで変化しないので公表数値で判断

ココに注意

測尺が以下に該当する場合は割引評価

・胸囲は170cm未満
・管囲は19.5cm未満

もちろん全ての馬に当てはまるわけないですし、産駒傾向もあります。
最近だとモーリス、リアルスティール産駒は馬格が大きく出ますしね。
あとは平均よりも馬体重が少ない方が走る傾向の産駒などもいたりして数値だけでは評価できないのが難しいところです。

なので「血統」と「募集馬の測尺」の両面から評価するということが大事になるんですね。
ただたまに血統や好きな馬の血統だから、という理由で測尺を重視しないで出資した馬もいますけどね(^^;)
ジェラルディーナなどは投資始めということもあり、ほぼ血統だけで決めてしまいました(汗)

あと正直歩様などは詳しくわからないので、動画は参考程度に見ています。

ちなみに「体高」「胸囲」「管囲」は馬のこの部分を指します。

追加募集における注意点

シルク追加募集記事でも書きましたが、再掲しますね。
追加募集で気を付けないといけないことはこれは通常募集ではない、という点です。
どういうことかというとなぜこの時期に追加募集がされるのか、ということを考えないといけません。

本来であれば通常募集のカタログに載っていたはずですからね。
理由は大きく2つであることが多いです。

まずは「成長過程に何らかのアクシデントがあり、通常募集に間に合わなかった」パターンです。
通常募集の際に募集基準に満たない馬格であったり、怪我などしていて休養中などであった場合は見送られることがあります。
その後の成長過程で問題ないことが確認されたため、晴れて追加募集の対象となった、ということですね。

この場合、クラブ側は問題ないことを判断して募集をかけているので今は問題ないと思います。
しかし将来のことを考えると個人的には通常募集で順調に来ている馬と比べて少し割引が必要かな、とも思っています。
怪我などは再発する可能性もありますしね。。

もう一つのパターンは「セレクトセールなどで購入してきたため追加募集となった」パターンです。
通常募集時にはまだクラブで購入できていないので物理的に間に合わなかったということですね。
このパターンの場合にはそこまで気にしなくていい気がします。
強いて言えばクラブが購入してきている分、少し割高になっている可能性はありますが。

ただ「追加募集だから走らない」と勘違いはしてほしくありません。
そんなことは全然ないので!

ちゃんと追加募集の理由を理解したうえで追加募集馬へ申込をしましょう!ということです。

さいごに

今回は初めて私の出資判断基準の公表をしました。
またその基準に合わせたときの測尺評価もしていますので参考にしてみてください!

皆さんも自分自身が納得いく判断基準を見つけ出資されることをオススメします!
中々出資したい馬に出資できず厳しい状況ですけどね。。

今回は血統も考慮してもう少し検討してから最終判断をしたいと思います。
今はメリートの20、グランデセーヌの20、ウェイヴェルアベニューの20が濃厚ですかね(^^♪

では!

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